パリ・パドゥルー管弦楽団定期演奏会で好演

指揮者 湯浅卓雄 (英国アルスター管弦楽団 首席客演指揮者) 
パリ・パドゥルー管弦楽団定期演奏会で好演。 (3月20日)

”叙情と情熱”と銘打ったパドゥルー管弦楽団の演奏会が昨日行われた。
定期の最後から二番目の演奏会とし、15年の間を隔てたロマン派の強力な2つの作
品が演目である。
・・・・(中略)ブラームスの交響曲第2番で、湯浅は第一楽章アレグロ・ノント
ロッポから力強い演奏を引き出した。
生き生きとして暖かく、軽快に織りなしていく・・・・・・・・(中略)・・・・・
・・・軽快な三楽章のアレグロ・グラティオーソでは十分にその味を引き出したし、
そして最後にはまさに”叙情と情熱”であった。
日本人指揮者の指揮にパドゥルー管は明らかに素晴らしい演奏で答えるように思え
る。
     シモン・コルレー  コンチェルトネット (3月21日 パリ)